渡航事業「第19回本会議」in ルワンダ
~本会議概要~
1.主催・協賛
主催:日本ルワンダ学生会議
協賛:双日国際交流財団、三菱UFJ国際財団
2.渡航日程
2022年9月14日~9月30日(ルワンダ滞在は9月16日~9月28日)
3.渡航参加人数
日本人メンバー5名
4.本会議@ルワンダ大学フイエキャンパス テーマ
…「グローバリゼーションの現状と功罪及びその未来を考える」
近年、技術革新や経済発展により、いわゆる「グローバリゼーション」が急速に進みつつあるが、ルワンダ及び日本においてもその影響は20世紀後半から確実に大きくなってきている。
では、ルワンダ及び日本におけるグローバリゼーションの現状はどうだろうか。ルワンダは高い経済成長率のもと、海外市場での競争力を高めるため、輸出向けのコーヒー豆の品質向上を目指す設備投資を政府主導で行ったり、先進技術を活用した高付加価値農作物の物流改革に取り組んだりしている。さらに、世界経済フォーラムが2015年に発表した「ICTの活用促進に最も成功した政府」では第1位に選ばれるなど、ICT人材を育成する「ICT立国」として世界的な存在感を高めており、まさにヒトとモノがグローバルに移動しているといえる。
一方日本は、戦後の高度経済成長を経て、長年優れた技術インフラを基盤とした労働生産性を世界
に誇ってきた。しかし近年、そうした労働生産性の限界が問題視されているうえ、加速する少子高齢化がそこに拍車をかけ、今後世界的な影響力や存在感が減退していくことが懸念されているのが現実である。
グローバリゼーションは、政治面や経済面のみならず、様々な面で今後も進展していくことが想定されるうえ、影響を及ぼす範囲もさらに拡大していくと考えられる。またその過程は一国のみで進行するものではなく、国際社会が足並みをそろえることが重要である。このような未来が予想される中、グローバリゼーションにおいて対極の立場にあるとも捉えられるルワンダと日本双方の見解を共有することは、非常に有益であると考える。
したがって我々はこの17日間を通し、グローバリゼーションの現状及びそのメリットやデメリットは何か、また今後も進展すると考えられるグローバリゼーションにおいて懸念すべき点は何かについてルワンダ側メンバーと共に考えていく。
5.主な訪問地・見学場所
・キガリジェノサイドメモリアル
・キミロンコマーケット
・キガリ市内ムスリムクォーター及びモスク
・ムランビジェノサイドメモリアル
・Huye Mountain Coffee
・ルワンダ大学フイエキャンパス
・日本大使館
・JICA(国際協力機構)ルワンダ事務所
・カーネギーメロン大学アフリカ校
・アカゲラ国立公園
・St Famille Church(教会)
・Groupe Scolaire Kimisange(小・中学校)
など
その他、詳細情報や普段の活動情報、前回渡航時の報告書はホームページ及び以下のリンクを参照ください。