招致事業「第20回本会議」in 東京・大阪・京都

~本会議概要~

 

1.主催・協賛

    主催:日本ルワンダ学生会議

    協賛:双日国際交流財団、三菱UFJ国際財団

 

2.招致日程

    2023年8月6日~8月22日

 

3.ルワンダ人メンバー招致人数

    3名

  

4.本会議 テーマ

   …「発展の弊害を再考して、両国の今後の発展のありかたを考える」

 

  長い歴史の中で、我々人間は地球の恩恵を大いに受けてきたが、今ある資源を惜しみなく使うことを前提とした経済・社会の発展は、ついに限界を迎えようとしている。そのため、発展途上国のみならず先進国も一丸となり、持続可能な開発の実現に向けて世界全体で取り組むべき国際目標として、17 の目標、169 のターゲット、232の指標から構成される SDGs (Sustainable Development Goals/ 持続可能な開発目標)が、2015 年 9 月に開催された国連サミットにおいて全会一致で採択された。日本でも個人、学校、企業、政府など、様々な単位で持続可能な開発の実現に向けての取り組みが進んでおり、その認知度も向上傾向にある。

 

 一方で、最近は「脱開発」といった概念も注目を集めてきている。日本や欧米諸国などは近年、発展しきった社会であると言われることがある。こうした国では、物質的な豊かさの際限のない追及に疑問の声が上がることもしばしばある。脱開発は、経済成長イコール皆が追求すべきものという従来の開発パラダイムを部分的に否定し、幸福そのものの本質からスタートしようというもので ある。従来の発展の仕方とは少し異なる点があるが、この脱開発という概念も視野に入れながら今後の発展について検討したい。そのためにはどのような観点から発展というものを考え直す必要があるだろうか。我々は、①環境問題、②コミュニティ・家族の問題、③伝統文化と発展の関係性 を考察することが必要だと考える。

 

 さらに、これらは一つの国のスケールで捉えることが困難であり、各国の協力が不可欠だ。 我々はこの 14 日間を通し、発展にはどのような弊害が生じてきたか、そして今後両国がどのように発 展していくことが必要なのか、①②③の 3 点を中心に考えていく。 具体的には、日本の各所を訪問し日本で学べる知識を共に学習する。その上で、本会議等で各々の持っている知見や視点を共有し、意見交換によって理解を深める。

 

5.主な訪問地・見学場所

   ・ダイキン工業株式会社

   ・古都京都の文化財

   ・神田明神

   ・オリンピックセンター(本会議会場)

   ・JICA(国際協力機構)東京

   ・武蔵野クリーンセンター

   ・ルワンダ大使館

   ・三菱UFJ国際財団

   ・株式会社ミカフェート

   など

 

その他、詳細情報や普段の活動情報、当本会議の報告書はホームページ及び以下のリンクを参照ください。